ここでは「Jetson Nano」のイメージファイルのバックアップを作成するための方法と、躓いた点を備忘録として記載します。
この記事を読むことで
Jetson nanoのバックアップ作成方法
イメージファイルを書き込むときの注意・方法
を知ることができます。
この記事を書くに至った経緯は
このように、PCでJETSONのイメージファイルを焼いたMicroSDカードを認識させると、「ディスクのフォーマット」のアラートウィンドウが無限増殖されたためです。
一説によると、SDカードの容量が上限値の8、9割を占めると、エラーが起こりやすいなどという記事を見かけましたが…..
ご存知の方がいれば、是非教えて頂きたいです。(>_<)
ということで、せっかく環境構築したJETSONのバックアップを作成しておきたいと思ったわけですね。
Jetson Nanoを始め、Jetsonのバックアップを作成しておきたい方は、是非最後までご覧ください。
それでは、早速始めていきましょう!
JETSONのバックアップを作成方法
基本的には、NVIDIA-AI-IOT/jetcardのREADME通りに進めば、JETSONのバックアップファイルを作成することができます。
GitHub:JetCard README.md-Create SD card snapshot
上記で進めれる方は、そのまま進めて頂いて構いませんが、私の躓いた点も含めて、下記に手順等を記載していきますね。
また、こちらの方法はLinux OSのPCで行っており、使用機器は以下の通りです。
使用機器
・Linux OS パソコン(Ubuntu 20.04 LTS)
・バックアップを作製したいMicroSDカード
・MicroSDカードリーダー
バックアップのイメージを作成する
バックアップを取りたいイメージを書き込んだMicroSDをPCで認識させ、MicroSDの配置場所を下記のコマンドで確認します。
READMEにもある通り、デフォルトでは
にあるとされており、上図からも
の行から分かるように、デフォルトの場所にあることが確認できました。
もちろん、SDカードによっては、このデフォルト場所が異なるので、上記の部分を見て、どこにあるかを判断すると良いかと思います。
確認ができたら、バックアップを作成したい場所へ、カレントディレクトリを移動し、下記コマンドを実行すればバックアップが作成されます。
バックアップ作成には、容量が大きい分、時間がかかりますが問題なくバックアップを作れると思います。
作成したバックアップを別SDカードへ書き込む
ここで一箇所躓いたのですが、上記の方法でバックアップを作成すると、下図のように「鍵マーク」がつきます。
この鍵マークがついていると、「読み込み専用」となり、イメージファイルを別のSDカードへ書き込むことが出来ないので、ファイルのプロパティから「読み込み/書き込む」へアクセス権限を変更します。
変更できない場合は、下記コマンドのように、無理やりZIPファイルにすると、「読み込み専用」のアクセス権限が外れます。
あとはお馴染みの、Raspberry PI Imager で空のSDカードへコピーしてやれば、完了です!
コピーを取ったSDカードをJETSONへ差し込み、起動できれば問題ありません!
以上、お疲れ様でした。