ここでは「Jetson Nano」にWi-Fi接続するための方法・設定を備忘録として記載します。
この記事を読むことで
Jetson nanoのWi-Fi接続方法
Wi-Fi接続時の各問題点やエラーハンドル
を知ることができます。
デフォルトでは、Wi-Fi接続の機能がついていないため、JetsonでWi-Fiを拾えるようにしたい方などは是非ご覧ください。
それでは、早速始めていきましょう!!
JetsonNano B01とtp-linkドングルのWi-Fi接続
下記では、Jetson Nano B01とtp-link TL-WN725NでのWi-Fi接続のあれこれを紹介していきます。
Jetson Nano B01には、「Jetpack4.6 Ubuntu 18.04」を焼いたSDカードを使用しています。
他の方々がQiitaとかで記述されているように、このWi-FiドングルはJetPack4.6でも、追加ドライバーのインストールなしでWi-Fi接続できました。
Jetson Nano起動時に自動でWi-Fi接続をする
続いて、Jetson Nano 起動時に自動でWi-Fi接続できるように設定をしていきます。
with FPGAさん:Jetson Nano 2GBでログインしなくても無線LANに接続できるようにする
をそのまま実践してみます。
まずは
より、wlan0へ自動接続するように下記を記述します。
iface wlan0 inet dhcpwpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
下図のように、追加した箇所を分かりやすくするためコメントアウトを入れておくと良いかもしれません。
続いて、接続するWi-FiのSSIDとパスワードを、コマンドとともに打ち込みます。
下記はiPhoneのデザリングでの例です。********はパスワードです。
打ち込むと、wpa_supplicant.confファイルにSSIDとパスワード情報が登録されるので、確認してみましょう。
pskのコメントアウト部分で、パスワードが直で表示されている部分は削除してもOKです。(行の削除:Ctrl + k)
あとは
で再起動し、Wi-Fiに自動接続できたら完了です。
Jetson Nanoとtp-linkのWi-Fi接続のエラーハンドルなど
tp-link製のWi-Fiドングルを使用していて、いくつか感じたこと、自分の躓いたエラーも記載しておきます。
自動Wi-Fi接続のON/OFFについて
自動Wi-Fi接続ですが
のauto wlan0以下の追加部分を消すと、自動でWi-Fi接続をしなくなるので、通常通り起動し、GUIが表示されます。
tp-link TL-WN725Nの周波数帯
TL-WN725Nの場合、購入前から分かっていたことですが
ので、5GHz帯の電波を使用したい方は購入すべきでないと言えます。
2.4GHz帯しか認識しないため
に5GHz帯のWi-Fi情報(SSID、パスワード)を登録した場合、そのWi-Fiが認識できると、JETSONが起動しますが、認識するまで、永遠に起動しません。
また
に2つ以上のSSIDとpskを設定すると
using random self ethernet address
using random host ethernet address
と表示され、数十分後にGUIが表示されることも確認をしました。
単純に、2GHz帯のWi-Fiに優先順位をつけてアクセスしたいのですけど、もう少し調べてみる必要がありそうです。
未定ですが、5GHz帯も拾えるWi-Fiドングルについても追記していきたいと思います。
以上、お疲れ様でした。