この記事では、書籍「天才を殺す凡人」を読んだ感想を踏まえつつ、僕の心に響いた内容を2つピックアップしてまとめたものです。
天才を殺す凡人の内容を復習しておきたい
この書籍について読者はどう感じたか(僕の場合)
というときにご覧ください。
僕自身がこの記事を読み直して「3分で復習する」ためにまとめているので、主観強めです。ご了承ください。
それでは復習スタートです。
才能を理解し活かす
天才・秀才・凡人の関係を知っておく
この本に出合うまでは、身の回りの人をこれらの3種類に分けて考えたことはありませんでした。
天才・秀才・凡人によってそれぞれ、どんな能力が秀でているのかが異なり
種類 | 天才 | 秀才 | 凡人 |
特徴 | 創造性 | 再現性 | 共感性 |
のように分類されていました。
この中で心に響いた&覚えておきたいなと思ったのは
凡人・秀才による多数決は天才を殺すことがある
天才には凡人(共感の神)の支えが必要である
の2点です。
まず「凡人・秀才による多数決は天才を殺すことがある」という言葉には深く共感できる部分がありました。
身近な自分の経験談で表すなら、こんなエピソードだろうと感じた。
自分は秀才タイプのもつ再現性や論理的思考で物事を考えるよりも、直感的に物事をとらえることが多いと自己分析をしている。
その中で直感的に「これいいじゃん!」と思った方法を第三者に説明をすると
その理由・根拠は何?
その方法よりも、こっちの方が時間・コスト的にも良くないか?
と否定されることがある。
もちろん自分の中に自分なりのロジックがある場合でも否定的な意見が返ってくることは言うまでもない。
これは少しわかりにくいかもしれないが、周囲の意見によって自分の意見(自分の天才的な創造)を殺されている(抑制される)一例だろう。
あくまでも身近な例であるから、このような事例は良く起こりうることだが、無意識のうちにその人の創造性を奪っていることをもっと自覚するべきだと感じた。
だからこそ、他人の意見に対して真っ向から対立するのではなく意見を受け入れる。
受け入れたうえで尊重し、自分の意見を求められたら自分の意見を言えばいいのではないだろうか。
他人の創造性を奪う・否定する大人には絶対になりたくないと改めて感じました。
配られたカードで勝負する
また、「天才には凡人(共感の神)の支えが必要である」は支えというより、理解者がいてくれるだけで心強いということだと思いました。
天才という言葉を聞くと、もともとこの人とは地頭が違うとか、育った環境だとかをイメージしがちだが、これは違うと私は思う。
僕の中での「天才」とは
のことではないかと思う。
※この価値観は本当の天才と私が出会ったときに変わる可能性もあるが
書籍の中でもこんな言葉があったので、引用したいと思う。
Q:なんで君は犬なんだい?
A:なぜ犬かだって?仕方ないだろ、人生は配られたカードで勝負するしかないのさ
天才を殺す凡人 p109より引用
つまり天才とは、結果が出た相手に対して周囲の人が勝手にそう呼ぶだけであり、本人にとっては配られたカードの中で秀でた部分を探し出し、極めた人だと思う。
このことを知らない凡人、秀才たちに多数決などで追いつめられると、理論攻め・大多数の同様圧力で意見を潰されてしまう。
自分の秀でた能力を極めて成長してきた人にとって、天才にはよき理解者・支えてくれる人が必要なのだと改めて感じた。
それと同時に
自分も天才を殺す側ではなく、支える側へ → 人の意見をよく聞き、まずは受け止める
自分に与えられたカードの中から今切れるカードを切って人生をもがき続けたい
と思った。
ふとこの記事を見返したときに、この感情を思い出してほしい、未来の自分よ(-ω-)/
ここでは天才の役割と特徴についてのみ紹介しているが、他の種類の人がどんな考え方をするのかを知っておくと、現実環境においても「この人はこのタイプだから○○しよう!」という対応ができるのではないでしょうか。
武器を選んで戦う
続いて、当書籍を読んで心に響いた「武器を選び戦う」ことについてアウトプットしておきます。
それぞれの人の中に天才がいる
この言葉自体が、確かにそうだよな!と思わされた格言でした。
人それぞれを3つのパターン「天才・秀才・凡人」と分けた場合、各種類の人によって得意となる分野・才能は異なります。
授業科目などにも当てはまり、A科目は苦手でも、B科目は得意といったようにそれぞれに得意不得意があるのと同じことでしょう。
その分野において自分が「天才、秀才」と分かれば、あとは得意な分野を極めていけばいいだけだと。
自分がどの分野で天才・秀才の能力を発揮できるかを知るには、時間がかかる人もいれば、かからない人もいるだけ。
新しい挑戦をし続けた人には、必ず自分の得意分野が見つかるのではないかと改めて思います。
まだ見ぬ才能を探して、今日も挑戦を続けましょう!
お疲れ様でした。