ここでは「Adobe Photoshop 2021」を使って上記の画像手順を紹介する記事となります。
作成手順が分かりやすいように、7枚の画像を用いて「分かりやすく」を重視しました。
学べる内容
✔ フィルターギャラリー:ラップ
✔ 指先ツールの使い方
✔ 爪の艶出し
今回はこれらの要素を使いつつ作成していくので
という方は是非一緒に作ってみましょう!
また
という方は実際に手を動かしながら学んでみるのも良いと思います。
作成に使用する画像は「Pexels」というサイトからダウンロードできるので皆様が使用したい画像を選んでみましょう。
*無制限で無料ダウンロード、メアドなどの新規登録不要です。
今回使用する画像は「手・両手」のキーワードから探すことができます。
それでは始めていきましょうか。
ネイル作成のための下準備をする
Photoshopで使用する画像を開いたら、ネイルの元となるパスと艶出しを行っていきます。
ネイルの輪郭を切り取る
まずはネイル部分の選択範囲を作成していきます。
ツールバーから「ペンツール」を使って下図のようにネイル部分を選択しましょう。
選択が出たら、「パス」パネルで作業用パスとして保存されているか確認しておきます。
*「パス」パネルが表示されていない場合はPhotoshop上部の「ウィンドウ」バーから「パス」を選択するとパスパネルを開くことができます。
ラップを使ってネイルの艶出しをする
続いてネイルの艶出しのためのフィルターを作成していきます。
Photoshopで読み込んだ画像をWindowsの方は「Ctrl+J」、Macの方は「Command + J」でレイヤーを複製しておきます。
複製したレイヤーを選択した状態で「フィルター」→「フィルターギャラリー」→「アーティステック:ラップ」を選択しましょう。
ラップの設定は好みにもよりますが、今回は
ラップの値
ハイライトの強さ:15
ディテール:10
滑らかさ:12
としました。
ただこのままでは両手全体にラップのフィルターがかかってしまうため、先ほど作成したパスを使ってネイル部分のみに選択範囲を狭めます。
「パス」パネルの「作業用パス」の余白を右クリックして「選択範囲を作成」をクリックしましょう。
そうすると「選択範囲を作成」ウィンドウが開くので「ぼかしの半径:0.7pixel」としてOKをおしましょう。
すると選択範囲がネイル部分に作成されます。
選択範囲を作成できたら「Ctrl+Shift+I」で選択範囲を反転し「deleteキー」をクリックすることでネイル部分以外を消去することができます。
ネイルの質感を調整していく
ネイルの元となるレイヤーが完成したら、今度は質感を上げていきます。
トーンカーブを使ったネイルの調整
ネイル部分の明るさが少し明るく、艶が出すぎていると思うので「トーンカーブ」で明るさを少し下げます。
今回は下図のようにトーンカーブを設定してネイル部分のみの明るさを変えました。
先ほどペンツールで作成したパスは「コピー」レイヤーのサムネイルを「Ctrl+クリック」することで選択範囲を表示することができます。
選択範囲が選択された状態でトーンカーブを作成すると、トーンカーブにレイヤーマスクが適用され、ネイル部分にのみトーンカーブを適用することが可能になります。
先ほど「フィルター:ラップ」を加えたレイヤーの描画モードは「オーバーレイ」としておきましょう。
指先ツールを使ったネイルの調整
ネイルの艶に所々で差があるので、艶のバラツキを無くしていきます。
ツールバーから「指先ツール」を選択し、ネイル部分をドラッグしてなじませていきます。
今回は上図のように全体的になじませましたが、この辺りはお好みで調節してください。
ではネイルに色付けする工程の前にお知らせです。
Adobe Photoshopを使って
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ネイルに色付けをしていく
ここまで来たらあとはネイルに色付けしていくだけです。
フィルター:ラップを適用した「両手のコピー」レイヤーを「Ctrl+J」で複製します。
複製したレイヤーの余白部分でダブルクリックすると「レイヤースタイル」ウィンドウが開くので、「カラーオーバーレイ」や「グラデーションオーバーレイ」を追加してネイルの色を加えていきます。
このとき、色味が強くなるので「不透明度:55%」などと調節して良い感じに仕上げましょう。
選択範囲を1つ1つのネイルに変えていくことで、各ネイルそれぞれに色を設定することが可能になります。
なので、左2本と右2本でネイルの色を分けてみました。
カラーオーバーレイではなく、グラデーションオーバーレイでネイルの色を決めるのも面白いと思います。
~さいごに~
ネイルの色だけ変えたいなら単純にペンツールでパスを作成して色をつければいいのですが、ネイルの艶感を出さないとリアリティにかけると思い少しフィルターを加えました。
この辺りの微調整はフィルターの重ね塗りなどでもできると思うので、探してみると面白いと思います。
お疲れ様でした。