ここでは「raspberry Pi」を使ったUSB接続の確認方法を「8種類」紹介します。
この記事を読むことで
USB接続先のポートを確認する方法
USB接続された時間や接続デバイスを確認する方法
を知ることができます。
ラズパイの動作中に
といったときに8種類の確認方法を役立ててもらえると幸いです。
それでは始めていきますね。
ラズパイでtty※※の接続先を確認する
まずはラズパイにUSB接続されたポート名「tty※※」を確認する方法です。
ls /devコマンド
まずは「/dev」ディレクトリ直下のデバイスファイルの一覧を表示するコマンドです。
USB接続前後でポート名の数が増減(変化)していれば、増減(変化)したポート名が接続しているデバイスと分かります。
下図では、「ttyUSB0」がラズパイに接続しているポート名と分かります。
ls /dev/tty*コマンド
続いて、「/dev」ディレクトリ直下のデバイスファイルの中から、「tty※※」という表記のポート名を一覧で表示するコマンドです。
USBポートに接続したデバイスは自分の経験上「tty※※」と表示されるので、このコマンドで確認するのがオススメです。
またこの方法なら
という点が最大の利点ですね!
ls -l /dev/tty*コマンド
このコマンドはデバイスを認識した日時をリストで表示してくれるコマンドです。
USB接続前後で認識日時が変わらなければ、ラズパイ側のUSBポートが故障したか、USB接続したい対象の機器が故障したかということになるでしょう。
もちろんポート名が分かっていれば「ls -l/dev/ttyUSB0」などとポート名を指定してもOKです。
ラズパイでUSBポートの認識を確認する
続いて、ラズパイのUSBポートがUSB接続を認識しているかを確認する方法です。
lsusbコマンド
まずはデバイスが認識しているかと、接続デバイスの種類を確認する方法です。
下図では、接続前と接続後で「Bus 001 Device 005」という記述が追記されていると分かり
接続デバイスが「Serial(UART) IC」だと分かりますね。
lsusb -tコマンド
このコマンドはラズパイの何番目のポートにUSB接続されているかを確認するコマンドです。
接続前後でコマンドを実行すると「Port1 → Port3」という表示され、USB接続はラズパイの3番目のポートだということが確認できますね。
ラズパイでUSB接続の確認をする
最後にラズパイへUSB接続されているかの「attach」を確認する方法です。
dmesgコマンド
dmesgコマンドはLinux起動時に出力した内容を一覧で表示する方法で、予めUSB接続されていれば接続情報も表示されます。
実行すると、かなりの行数で起動時の出力内容が表示されます。
下の方へスクロールしていけば探すことも可能ですが、大変なのでUSB接続の確認にはあまりオススメはしません。
ただし、USB接続の確認も一応可能ということで紹介をしました。
dmesg | grep ttyコマンド
こちらは先ほどの「dmesg」コマンドに出力内容を制限したコマンドになります。
実行すると「tty」の出力内容のみが表示されるので、対象を探しやすく便利です。
またラズパイとの接続状況を確認することができ、上図では
と表示されているので、ttyUSB0に接続されていると確認ができますね!
dmesg | grep ttyUSB0コマンド
こちらは「dmesg | grep tty」コマンドにさらに出力内容を指定(制限)したもので、この場合は「ttyUSB0」のポートへ接続されているかを確認します。
実際にコマンドを打ち込んでみると、先ほどと同様にttyUSB0に接続されていることが確認できます。
以上、ラズパイを使ったUSB接続の確認方法~8種類でした。
他にも確認する方法はありますが、これだけ覚えておけばUSB接続の確認は問題ないでしょう。
USB接続の認識等でトラブルがあったら、これらのコマンドを試してみてくださいね。
お疲れ様でした。